一般社団法人聖母、NPO法人せいぼは、アフリカ・マラウイで暮らす子どもたちのために、毎日約18,000食の学校給食を届ける活動を行っています。その活動の資金を支える一つの手段が、マラウイ産スペシャルティコーヒーの販売事業、Warm Hearts Coffee Club(WHCC)です。

この取り組みを深く支えているのが、コーヒー専門商社のアタカ通商株式会社。今回は、両者の関係がどのように始まり、どんな価値を生んでいるのかをご紹介します。


WHCCへの豆の寄付と協賛の内容

せいぼがマラウイ支援の一環として日本から持続的な支援方法を模索していた時、出会ったのがアタカ通商株式会社でした。

現在、アタカ通商様は、WHCCで使用するマラウイ産コーヒー豆の一部を無償で提供してくださっています。これにより、せいぼは日本国内での価格を抑えつつも、高品質なコーヒーを安定供給することができています。

また、WHCCの売上の多くがマラウイの学校給食費として使われており、アタカ通商の協力は支援の規模を広げるための重要な基盤になっています。


関係は“商流”にとどまらない:教育と啓発への協力

アタカ通商との関係は、コーヒー豆の提供だけではありません。

  • フェアトレードや持続可能なコーヒー生産の現状に関する講演・セミナーを学生や教育機関と連携して実施
  • 地球温暖化によるコーヒー危機、いわゆる「2050年問題」への意識啓発
  • チャリティとしての消費の在り方に関する情報発信を共同で展開

といった、多方面での協力が行われています。

教育の現場では、WHCCを通して得た収益の使い道や、アタカ通商が提供する生産者ストーリーを素材にして、若い世代に“飲む支援”の可能性を伝えるプログラムも進んでいます。


コーヒーでつくる「持続可能な支援」のモデル

マラウイのコーヒーは、標高の高い山間地・Misukuで栽培されており、ゲイシャ種やニカラグア種といった希少品種も含まれるフルーティーで香り高い味わいが特徴です。

アタカ通商の協力により、WHCCではこの本格的なコーヒーを通じて、単なる寄付にとどまらない「購入=支援」の好循環モデルを実現しています。

このモデルが目指すのは、次の3つの“持続可能”です:

  1. 農家にとっての持続可能性(価格保証と市場アクセス)
  2. 子どもたちにとっての学びの継続性(給食による通学支援)
  3. 消費者にとっての支援の習慣化(毎日の一杯が社会貢献になる)